社会人として働くようになると、どんな業種でも「身だしなみ」について指摘や指導を受けることになると思います。ところで、身だしなみって何でしょうか?例えば、就職活動中の学生さんは皆一律に同じ服装・同じ髪型で、突然個性をなくしてしまいますよね。あれも、面接にあわせた身だしなみを気にしていることのあらわれかと思います。では、皆が同じ格好をすることが身だしなみなのかと言えば、それも違いますよね。
身だしなみとは、TPOに応じた服装や容姿にまつわるマナーのことです。マナーとは、相手に不快感を与えないためにあるものだと私は思っています。ですので、就職活動中の学生さんも、リクルートスーツを着て地色に戻した髪の毛をまとめればOKということでは無いのです。スーツがしわしわだったり、靴が汚れていれば不潔感を感じますよね。社会人としての身だしなみも、同じことが言えると思います。なぜ髪の毛が金色じゃダメなの?スカートが短すぎて何が悪いの?ピアスに何の問題が?という人もいると思いますが、身だしなみは自分目線ではなく、相手や周囲の人があってのものだと考えることが大切です。
看護婦の仕事場は病院です。患者さんが病院に求めるイメージを言葉にすると、信頼感・清潔感・安心感・明るさなどではないでしょうか?病院のイメージとは、建物の外観や内装から医師や看護師の様子など、複合的な要素によってつくられます。どんなにキレイで信頼のおける病院でも、不潔感を感じさせる看護師がいたら不安になりますよね。看護師の身だしなみは、清潔感が重要です。ここで気をつけたいのは、自分が清潔と思うかどうかではなく、他人から見て不潔感を感じる要素がない状態を保つことです。マナーや身だしなみとは自分の基準で決めるものではないということを、念頭に置くことが大切ですね。
相手に不快感や不信感を与えないことが身だしなみのマナーだと考えると、就職活動中の女子学生も、もう少しオシャレをしてもいいかもしれませんよね。むしろ、ひとつにまとめた髪の毛にさりげなくバレッタをつけても、不快に感じる面接官はいないのではないかなと思います。
看護師も同じで、長い髪をただひとつにまとめただけでは、むしろ疲れたイメージになってしまったりする場合がありますよね。髪の毛をまとめるにも、ちょっとした工夫をするだけで、清潔感もあって素敵な髪型アレンジにすることができます。ここぞという時は少しこった髪形アレンジで、時間のない朝は、パパっとできる簡単アレンジが嬉しいですよね。
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