医療機関や事業所では、看護師のヘアスタイルとして清潔な印象を与えるお団子ヘアを推奨しているところも多いことでしょう。もちろん、勤務先の規模や診療科などによってヘアスタイルのルールは異なりますが、スピーディーに髪をまとめられる手軽さに加え、邪魔になりにくいという理由から看護師自身もお団子ヘアを選択する傾向にあるようです。そして、お団子ヘアは、アレンジ次第で十分におしゃれに仕上がる魅力もあります。ただ気になるのが、髪を解いたあと。仕事に集中しすいようかっちりと髪をまとめていたせいか、お団子ヘアを解くとゴム跡が付いてしまっていたということがよくあります。それだと、勤務後に出かける予定を立てていても、うねうねとした髪が気になって仕方がありません。こうしたお団子ヘアを解いたあとのゴム跡が付きにくいヘアアイテムがいくつかあります。たとえば、伸縮性のあるバネのような形状の「スプリングゴム」を使えば、ヘアゴムほど締め付けなくとも、髪を絡めながらしっかりと固定することが可能です。崩れにくいながらも、ゴム跡は付きにくくなっています。また、「シリコンゴム」は小さな髪束をまとめるのに最適。強い力で髪を締めつけることがないため、ゴム跡がそれほど残りません。そのほかクリップタイプの「ポニーループ」や、ネット付きの「バレッタ」などを上手く使い分けることで、髪を解いたあとのうねりを多少なりと回避できるでしょう。注意したいのが、安定したホールド感のある「クリップ」を使用する場合です。勤務先によっては、新人ナースは使用できないルールのところもあるので、事前に確認しておきましょう。また、金具が付いているものや小さすぎるものなど、何かしらのリスクがあるものは外さなければならないルールとなっていることがあります。ヘアアイテムを使用する際は、勤務先の規定にしたがって安全に使ってください。
お団子ヘアを解いたときにゴム跡が付いていた場合は、髪のスタイリング成分を含ませた髪用のお直しシートを使うのがおすすめです。この髪用お直しシートで気になるうねりの部分をひと撫ですれば、あっという間に髪が潤い、真っ直ぐに伸びてくれます。髪はサラサラとなってまとまり、ゴム跡も目立ちにくくなるでしょう。看護業務で汗をかいたときにも重宝しそうです。また、ゴム跡を活かしてヘアアレンジするという手もあります。たとえば、ポニーテールを低めの位置で作って「くるりんぱ」したり、髪をねじってまとめ「シニヨン」にしたり、ゴム跡をカバーするようにまとめるのです。その際、まとめた髪の毛束を少し引き出し、見た目的にこなれ感とボリュームをもたせることで、おしゃれに仕上がります。今は、お団子ヘアやまとめ髪を作るときに毛束を多めにねじりまとめるなど、髪を解いたときにカールがかかるように工夫を凝らしたアレンジもあるので、試してみるといいかもしれません。